マカオ、消費者物価指数が6ヶ月連続上昇=2021年12月

 マカオ政府統計調査局が1月21日に公表した資料によれば、昨年(2021年)12月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.07で、前年同月から1.00%上昇。6ヶ月連続の上昇となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリン、航空券、LPガス価格の値上がりを挙げ、住宅家賃と豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、家庭用設備・サービス(+7.88%)と交通(+6.85%)の指数が大きく上昇した一方、通信(-1.93%)、衣類・履物(-1.41%)は下落。

 また、昨年12月の総合消費者物価指数は前月から0.01%上昇。ホームヘルパー報酬の上昇により家庭用設備の価格指数が1.21%上昇したほか、衣類・履物、レジャー・文化についても0.75%、0.64%のそれぞれ上昇。交通と住居・燃料は0.37%、0.14%のそれぞれ下落で、ガソリン小売価格と家賃の値下がりが主要因。食品・ノンアルコール飲料については、野菜小売価格の値下がりが外食費、果物価格の値上がり分を相殺し、0.03%下落となった。

 昨年1〜12月の総合消費者物価平均指数は、前年から0.03%上昇。2020年の0.81%との比較では0.78ポイント下落。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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