マカオ政観、ドローンショーを毎年恒例の目玉イベントへ

 近年、マカオ政府観光局(MGTO)がマカオ半島南灣湖を舞台に大規模なドローンショーを開催している。

 コロナ禍による渡航制限及び国際物流の混乱などを受けて、マカオ国際花火コンテスト花火大会が中止となり、その代替イベントとして登場したのがきっかけ。好評を得たことから、以降も複数回開催された経緯がある。

 MGTOは5月11日、ドローンショーについて、毎年恒例の目玉イベントとして発展させる考えを明らかにした。観光とイベント、ITをクロスオーバーさせ、各界が手を取り合ってマカオの観光業のイノベーションと持続的発展を促進していくという。

 MGTOによれば、五・一(労働節)ホリデー期間中の4夜にわたって8回開催したドローンショーの観客数は延べ10.3万人、同局のSNSを通じて視聴した人の数も95万人に近くに上ったとのこと。ショー開催日の人流は通常と比較して5割超増加し、地域経済の振興へ貢献できるものと認められたとした。

大勢の観客で賑わった労働節ホリデー期間中のドローンショーの様子(写真:MGTO)

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