マカオ、インバウンド旅客数が回復傾向維持…直近1週間の単日平均1.4万人超に

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が8月28日に公表した最新データで、インバウンド旅客数の回復傾向を維持していることがわかった。

 8月20〜26日累計のインバウンド旅客数は10万3162人、単日平均1万4737人だったとのこと。前週(13〜18日)の単日平均1万2485人から18.0%増、また7月の同315人からは4578.4%大幅増に。

 マカオ市中では6月中旬から7月末にかけてオミクロンBA.5のアウトブレイクが出現し、中国本土との往来にかかる水際措置が厳格化されたことで、インバウンド旅客数が激減していた。

 インバウンド旅客数回復のきっかけとして、アウトブレイク終息後の8月初旬にマカオと中国本土(広東省珠海市)との陸路ルートで隔離検疫免除での相互往来が再開したことが挙げられる。MGTOでは、中国本土向けの誘客プロモーションを積極的に展開しており、効果が現れつつあるとの見方を示した。

 8月27日の単日インバウンド旅客数はアウトブレイク発生後の最多となる1万8620人に上ったという。

 なお、マカオでは防疫措置の一環として外国人の入境が原則禁止となっており、一部例外的状況に関しては事前許可取得を求められるが、8月22日からは在中国本土の外国人が事前許可なしでマカオへ入境できる措置がスタートした。依然としてインバウンド旅客は中国本土頼りの状況が続く。

インバウンド旅客数が回復を維持するマカオ。観光名所のひとつ「タイパビレッジ」周辺の状況(写真:MGTO)

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