マカオ・ハクサビーチでスナメリの死骸がみつかる

 マカオ市政署(IAM)は2月11日、市民からコロアン島にあるハクサビーチで動物の死骸を発見したとの通報を受け、職員を現場へ派遣し、調査を実施したと発表。

 IAMによる鑑定の結果、この死骸は亜成年期の江豚(スナメリ)だったことが判明。体長は約1.4メートルで、発見時点で腐乱により頭骨が露出し、表皮も大部分が脱落していたことから、死亡後に海流に乗って現場に漂着したものとの見方を示した。IAMは衛生面を考慮して火葬する予定としている。

 マカオ周辺海域に生息するイルカとして、中国の第一級保護動物に指定されているピンクイルカ(中華白海豚、日本語名:シナウスシロイルカ)が知られる。マカオ沿岸ではしばしばピンクイルカの死骸が発見されているが、死亡してから海流に乗って漂着したケースがほとんど。

 スナメリはマカオで「江豚」と呼ばれており、中国の第二級保護動物。マカオ沿岸でスナメリの死骸が発見される例はピンクイルカと比較して少ない。

 昨今、コロナ禍でマカオ周辺海域を航行する船舶が減ったことなどから、マカオ沿岸でもイルカの泳ぐ様子が確認される機会が増えたとされる。

 IAMでは、浅瀬に取り残されたイルカを発見した場合、速やかにIAMに通報するよう呼びかけている。

マカオ・コロアン島のハクサビーチで見つかったスナメリの死骸(写真:IAM)

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