マカオ初のラッフルズホテルがソフトオープン…大型IRギャラクシー併設、約450室

 マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は8月16日、フランスに本拠を置く国際ホテルチェーン、アコーホテルズとの提携による新ホテル「ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ」が同日ソフトオープンしたと発表。

 ラッフルズは1887年創設の長い歴史を老舗ホテルブランドで、マカオ進出は今回が初めて。

 同ホテルはコタイ地区にあるGEGの旗艦IR施設、ギャラクシー・マカオの東側に新設されたツインタワーに入る。煌びやかなLEDウォールと金色に輝く外観、ガラスの橋で2つのタワーをつなぐ独特な造りで、マカオの新たなランドマークとしても注目を浴びそうだ。

「ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ」外観イメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

 館内は東洋と西洋、伝統とモダンを融合したインテリアとなっており、ギャラクシー・マカオのシンボルでもある孔雀の意匠が随所に盛り込まれているのが特徴という。芸術作品も多数展示しているとのこと。

 料飲施設については、ラッフルズ伝統のアフタヌーンティをはじめ、各種西洋料理及びワインなどを提供する「ラッフルズ・ラウンジ&テラス」が同時オープン。

「ラッフルズ・ラウンジ&テラス」のイメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

 また、年末にかけてのグランドオープンでは、ミシュラン3つ星を獲得した寿司職人、宮川政明氏とのコラボレーションによる「寿司割烹」をコンセプトとした日本料理店、ジョイス・ワン氏のデザインによるシグネチャー・バーの「ロング・バー」といった期待度の高い料飲施設が登場する予定。シンガポールのラッフルズ・ホテルのバーでカクテル「シンガポール・スリング」が誕生したことはよく知られているが、マカオのロング・バーではアジアのベストバー50に選ばれた伝説のバーテンダーによる「マカオ・スリング」を提供するという。

 現在、ギャラクシー・マカオにはザ・リッツカールトン・マカオ、バンヤンツリー・マカオ、JWマリオットホテル・マカオ、ホテルオークラ・マカオ、ギャラクシー・ホテルが入り、アンダーズ マカオも9月15日オープン予定とされている。ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオを含めて7つのホテルが一つ屋根の下に集結することになる。

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