マカオ衛生局と旅遊局がトコジラミの認識と予防に関するセミナー合同開催

 マカオ政府衛生局(SSM)では、最近世界各地でトコジラミによる爆発的な被害が発生し、国際観光都市であるマカオでも蔓延リスクがある状況とし、11月初旬から累次にわたって外遊を計画している市民及びマカオのツーリズム業界に対して注意喚起を行っている。

 SSMは11月14日、旅遊局と合同でトコジラミの認識と予防に関するセミナーを2回開催したと発表。観光業、ホテル業、旅行会社、サウナ・マッサージ業などの関係者およそ200人が参加したという。

マカオ衛生局と旅遊局が合同開催したトコジラミの認識と予防に関するセミナーの様子=2023年11月14日(写真:SSM)

 SSMでは、ホテル業界に対して寝具及び大型什器の害虫対策を徹底するよう促したほか、市民に対しても外遊時にベッドやスーツケースにトコジラミが付着していないか注意すること、またトコジラミに刺された後に大きな発疹や重度のアレルギー反応が出現した場合、すぐに医師の診断を受けるよう呼びかけた。

 また、SSMが広く市民及びツーリズム業界に向けて制定したトコジラミ予防ガイドラインについても同局公式ホームページでダウンロードできる状態になったとした。

 トコジラミは日本で南京虫の別名もある。マカオでは中国語で「臭蟲」や「床蝨」と呼ばれる。

マカオ衛生局と旅遊局が合同開催したトコジラミの認識と予防に関するセミナーの様子=2023年11月14日(写真:SSM)

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