SJM、コタイに格安ホテル開設へ

SJMホールディングスがコタイ地区で格安ホテルの開設を検討していると、マカオの有力日刊紙「澳門日報」が28日付紙面で報じた。

グランドリスボア等を傘下に持つマカオの大手カジノリゾート企業SJMホールディングスのCEO、アンローズ・ソー氏がインタビューに応えたもの。同社のコタイ地区プロジェクトでは非カジノ要素が9割近くを占める予定。多元化しつつある旅行客のニーズへの対応と、マカオでの滞在時間の延長を目指したいとのこと。ソー氏によると、現在マカオを訪れる旅行客のマカオ滞在時間は極めて短く、昨年の例で香港の平均3.6泊、ラスベガスの3.7と比較してマカオは1.46泊にとどまるという。マカオへの滞在時間を延ばすことで、マカオが持つ多様な文化への理解度を高めたい考えだ。

現在、コタイ地区にあるのは5つ星ホテルのみ。SJMホールディングスは格安ホテルを開設することで、より多くの旅行客をコタイ地区へ吸引したいとのこと。価格は未定だが、手頃な価格帯を想定している。

コタイ地区(資料)―本誌撮影

コタイ地区(資料)―本誌撮影

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