マカオ、2025年1Qの公共路線バス乗客数は5660万人…単日平均2.5%増の62.86万人

 マカオは面積約32平方キロ(東京の山手線の内側の約半分に相当)、人口約68万人という小さな地域だが、政府とコンセッションを結ぶ2つのバス会社が運営する公共路線バスが市民や観光客の移動の足として大きな存在感を示している。

 このほどマカオ政府交通事務局(DSAT)が公表した最新の公共路線バス関連統計によれば、今年第1四半期(2025年1〜3月)の公共路線バスの乗客数は延べ(以下同)5660万人、単日平均では前年同時期から2.51%増の62.86万人だったいう。

 単日平均乗客数が最も多い3路線は25、MT4、25Bで、それぞれ2万6064人、2万5846人、2万4671人。一方、最も少ない3路線は103X、H1、37で、それぞれ559人、698人、936人。このほか、単日平均運行本数は9753本、単日平均運行距離は14.95万キロ。

 今年第1四半期末時点の公共路線バスの路線数は86、バスの台数は984台、運転手の数は1481人とのこと。

 マカオでは、2023年末から2024年末にかけて新交通システム「マカオLRT」の路線拡充が進んだが、依然として公共路線バスが主要な公共交通機関として機能。需要に応じた路線の調整や運賃支払い方法の多元化など、利便性向上策も随時講じられている。

マカオの公共路線バスを運営する澳巴(上)と新福利(下)の車輌のイメージ(資料)=本紙撮影

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