マカオ、2025年5〜7月の住宅価格指数は前年比10.4%下落

 マカオ政府統計・センサス局は9月16日、マカオの今年(2025年)5〜7月の住宅価格指数を公表。

 マカオの今年5〜7月の総体住宅価格指数は194.0で、前の調査期(今年4〜6月)から1.1%下落。ストック物件(中古)の価格指数は2.1%下落の208.9、未完成物件(プレビルド)は新規発売があった関係で8.3%上昇の232.8に。

 ストック物件の指数をエリア別にみると、マカオ半島が2.0%下落の198.4、タイパ島・コロアン島が2.5%下落の250.5。築年数別では、11〜20年と20年以上がそれぞれが3.3%、2.5%下落、6〜10年は0.5%上昇。

 実用面積別では、75〜99.9平米が3.5%下落、50平米以下についても1.3%下落。

 今年5〜7月の総体住宅価格指数は前年同時期から10.4%下落で、エリア別ではマカオ半島(191.6)が10.3%、タイパ島・コロアン島(203.6)が10.6%のそれぞれ下落。

 マカオでは一昨年1月初旬のウィズコロナ転換を機にインバウンド市場の回復が進み、経済波及効果が期待されていたが、不動産市場については高金利が続く状況と経済の先行き不透明感といった懸念材料も存在し、取引件数・平均平米単価とも振るわない状況が続いている。昨年の年初からは不動産価格抑制策の一部緩和もスタートし、同年4月20日から不動産価格加熱抑制策が全面撤廃されるに至った。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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