マカオ、2025年1〜7月の電子決済額に関する統計公表…飲食業2.5%増も小売業は9.1%減
- 2025/9/20 12:51
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は9月17日、今年(2025年)1〜7月累計及び7月単月の電子決済額統計(飲食業・小売業編)を公表。
今年1〜7月累計の飲食業における電子決済額は前年同時期から2.5%増の78.6億パタカ(日本円換算:約1441億円)。小売業については9.1%減の289.8億パタカ(約5314億円)だったが、最新の7月単月データでは減少幅が縮小した。
今年7月単月の飲食業における電子決済額は前月から5.9%増、前年同月から0.9%減の11.2億パタカ(約205億円)。全ジャンルで前月から上昇し、中でもファストフード(+11.4%)、チャイニーズスタイルの酒楼(+6.7%)、日韓レストラン(+6.6%)が顕著な上昇。前年同月との比較では、ジャンルにより状況が異なり、茶餐廳・粥麺店(-2.3%)とチャイニーズスタイルの酒楼(-1.4%)がマイナス、ファストフード(+14.8%)は大幅上昇に。
今年7月単月の小売業における電子決済額は39.3億パタカ(約721億円)で、前月から5.4%上昇、前年同月からの下落幅は1.1%まで縮小。夏休みシーズンだったことを受け、ほぼ全ジャンルで前月から上昇。靴類(+16.9%)と成人ファッション(+15.2%)が顕著な上昇だった一方、革製品(-4.2%)は下落。前年同月との比較では、靴類(-4.2%)と時計・ジュエリー(-1.8%)が下落となったが、他ジャンルは軒並み上昇で、コスメティック・衛生用品(+13.5%)が顕著な上昇。
本統計はマカオの主要な電子決済事業者(マカオにおける電子決済総額の95%を占める)から提供された関連データを同局のデータとリンクさせ、統合したもので、2025年1月分から月次ベースでの公表が始まった。




















