9月19日、マカオでも米アップル社のiPhone17シリーズをはじめとする多くの新製品が発売となった。マカオが新型iPhoneの初回販売エリアのひとつとなるのは今回が初めてのこと。

　同日マカオで発売となった新製品は、iPhone17、iPhone Air、iPhone17 Pro、iPhone17 Pro Max、Apple Watch Series 11、Apple Watch Ultra 3、Apple Watch SE 3、AirPods Pro 3。

　同日朝、記者がコタイ地区の統合型リゾート（IR）ロンドナーマカオ内にあるアップルストア（コタイストリップ店）を訪れたところ、入口前には徹夜組を含むファンら約300人が行列しているのが確認できた。同店はカウントダウンを合図に午前8時ちょうどにオープンし、列の先頭から順に店内へ案内され、概ね秩序は良好で、無事に目当ての新製品を手にした喜びと安堵の表情を浮かべていた。なお、開店からおよそ1時間が経過しても行列は続いており、注目の高さがうかがえた。

　今回コタイストリップ店での初日販売には、地元マカオのほか海外からも大勢のファンが駆けつけ、行列は国際色豊かな顔ぶれに。わざわざこのためにインドからマカオ入りしたパース・アロラさんは、ちょうど明日が誕生日で、家族から許可をもらって買いに来ることができたといい、前日夜から行列に加わり、iPhone17 Pro Maxのコズミックオレンジ色を狙っていると興奮気味に話してくれた。その後、アロラさんは無事に希望のモデルを購入できたとのこと。

　今回マカオで販売されるiPhone17シリーズ（Airを除く）は香港と共通のモデル（いわゆる香港・マカオ版）で、日本版との決定的な違いとして「物理SIM」が使えることが挙げられ、デュアルSIMの構成は「物理SIM＋eSIM」となっている。

　香港マカオ版iPhone17シリーズの象徴的な新機能や日本版にはないSIMカードスロットの様子など、新製品の詳細レビューについては、後日あらためてリポートする予定。