2024年マカオ文化産業の付加価値総額は前年比4.7%増

 マカオ政府統計・センサス局は11月21日、昨年(2024年)マカオの文化産業調査結果を公表。

 昨年マカオで営業中の文化産業(「デジタルメディア」、「クリエイティブデザイン」、「文化パフォーマンス」、「芸術コレクション」の4領域で構成)の事業所数は前年から9ヶ所の2868ヶ所、従業員数は横ばいの1万4884人だったとのこと。

 マカオ政府が文化産業の発展を後押しを継続し、またアフターコロナでマカオ経済の回復も進む中、業界の合計サービス収入は12.7%増の97.3億パタカ(日本円換算:約1906億円)に上り、業界の経済貢献度を反映する付加価値総額についても4.7%増の30.1億パタカ(約590億円)となった。

 領域別では、デジタルメディアのサービス収入が9.0%増の41.2億パタカ(約807億円)で、全体の42.3%を占めた。また、マカオで開催される大型コンサートが顕著な増となったことを受け、文化パフォーマンスのサービス収入が22.6%増の28.9億パタカ(約566億円)、全体に占める割合についても2.7ポイント上昇の29.7%となった。

ユネスコ世界文化遺産にも登録されているマカオ政府の市政署ビル(資料)=2025年3月本紙撮影

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