第4回行政長官選挙、崔氏が選挙委員8割超の支持獲得

今年(2014年)8月31日に投票が実施される第4回マカオ特別行政区行政長官選挙に向け、再選を目指す現職の崔世安氏陣営が7月25日、選挙管理委員会に正式に立候補を届け出た。立候補要件の1つとなる選挙委員会委員からの支持については、総数の約83%となる331名分取り付けた。

7月26日付の地元紙などが一斉に報じた。行政長官選挙委員会委員の総数は400名で、立候補するには委員総数の6分の1にあたる66名以上の支持が必要となる。今回、崔氏が331名の支持をすでに獲得していることから、残る69名で対立候補を擁立することも可能な状況。立候補締切日は7月29日となっており、別の候補者が立候補を行うかどうかに注目が集まる。なお、前回の第3回行政長官選挙時の選挙委員数は300名で、崔氏が圧倒多数となる286名の支持を得て単独候補となった。

行政長官に立候補するためには、選挙委員会委員総数の6分の1以上の支持のほか、マカオ特別行政区永久性居民かつ中国籍を有する、外国の居留権を持たない、満40歳以上、マカオに連続20年以上居住している、マカオの選挙人登記を行っているという条件を満たす必要がある。

第4回マカオ行政長官選挙(画像:行政長官選挙公式ウェブサイトより)

第4回マカオ行政長官選挙(画像:行政長官選挙公式ウェブサイトより)

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