マカオで糖尿病の若年化進む、経済発展で生活習慣変化

マカオ衛生局やマカオ健康促進協会などが主催する国連世界糖尿病デーに合わせたイベントが11月9日、市内各所で開催された。世界糖尿病デーは2006年12月に国連総会で採択されたもので、インスリンの発見者・バンティング博士の誕生日にあたる毎年11月14日。この日の前後に世界各地で糖尿病に対する認知を高めるための啓蒙活動が展開されている。

同日マカオの三盞燈ロータリーで開催されたイベントに出席したマカオ看護師学会の王家海(ウォン・ガーホイ)氏によると、マカオで長年治療に携わってきた中、最近では糖尿病の若年化が進んでいる傾向があるという。2型糖尿病は50〜60歳だけでなく、現在は30〜40歳の間でも多く見られるようになったといい、この世代の100人あたり発病率は約8人になると語った。同氏は、近年の急速な経済発展に伴うよる食生活の変化や運動不足が要因のひとつではないかと指摘する。

マカオ政府衛生局主催による世界糖尿病デー関連イベント(写真提供:澳門衛生局)

マカオ政府衛生局主催による世界糖尿病デー関連イベント(写真提供:澳門衛生局)

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