14年マカオ国際空港の旅客輸送量7%増の548万人=香港国際空港の10分の1の規模

マカオ国際空港運営会社は1月5日、昨年(2014年)の輸送実績などを発表。旅客輸送量が前年比9%増の548万人(のべ、以下同)、発着回数は7%増の5.3万回となった。いずれも開港以来最多。

マカオのカジノ売上が昨年6月から12月まで7ヶ月連続で下落となった。一方、マカオを訪れる旅客数は下半期に入っても上昇を続けており、過去最高となる年間3000万人に達する見通し。マカオ国際空港の旅客輸送量、発着回数についても、年間を通じて順調に推移した。

同社によると、2014年には4社の新規就航があり、今後も定期便及びチャーター便の誘致を積極的に進めていきたいとしている。

マカオ国際空港の旅客輸送量の規模は、隣接する香港国際空港との比較でおよそ10分の1、日本国内9位(2013年実績)の鹿児島空港とほぼ同じ。

マカオ経由でタイ・バンコクとパラオを結ぶ路線に2014年に新規就航したアジアン・エアのボーイング767-200型機=マカオ国際空港(写真:澳門國際機場)

マカオ経由でタイ・バンコクとパラオを結ぶ路線に2014年に新規就航したアジアン・エアのボーイング767-200型機=マカオ国際空港(写真:澳門國際機場)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ金融管理局は5月17日、今年第1四半期(2024年1〜3月)のマカオ国際性銀行業務統計を公…
  2.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月の住宅売買・…
  3.  マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月16…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は5月15日、各イミグレーション施設で税関検査の強化を図るとともに、香港税…
  5.  マカオの統合型リゾート(IR)運営6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月15日、コタイ地区にあ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun