14年訪香港旅客数、12%増の6080万人=78%が中国本土から

香港旅遊発展局は1月23日、昨年(2014年)に域外から香港を訪れた旅客数が前年比12%増となる約6080万人に達したことを明らかにした。中国本土からの旅客は16%増、全体に占める割合は78%だった。

マカオの日刊紙「澳門日報」が1月24日付紙面で香港中通社電を引用して報じた。香港旅遊発展局によると、昨年1-9月の旅客数は順調に推移したというが、10月から11月まで続いたデモ隊による道路占拠の影響が一定程度あったとの見方を示し、長距離、短距離旅客マーケットともに落ち込みがみられ、特に宿泊を伴う旅客に対する影響が顕著だったとしている。今後、短距離旅客マーケットに向けたイメージ回復のための宣伝活動を行っていく方針という。

中国本土から香港を訪れる旅客が増えた要因として、香港と陸続きの位置にある広東省シンセン市の住民を対象にしたマルチビザ政策があったことを挙げた。

香港デモ隊による道路封鎖現場(資料)=2014年10月18日、アドミラリティ地区—本紙撮影

香港デモ隊による道路封鎖現場(資料)=2014年10月18日、アドミラリティ地区—本紙撮影

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