豪マッコーリー、マカオの年間カジノ売上予想を大幅下方修正=24%減の4兆円強

豪大手金融機関系のマッコーリーリサーチがこのほど発表した最新見通しによると、マカオの今年(2015年)累計カジノ売上は前年比24%減となる332億米ドル(日本円換算:約4兆200億円)にまで落ち込むとしている。これまでは8%減の見通しとしていたことから、大幅な下方修正となった。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が3月18日付電子版で報じた。マッコーリーリサーチでは、カジノ売上見通しを下方修正した理由について、中国本土からマカオを訪れる旅客数、ハイローラーと呼ばれるVIPカジノ客の賭け金がいずれも事前予想を下回っていることを挙げている。

マカオのカジノ売上は昨年(2014年)6月から今年2月まで9ヶ月連続で前年割れとなっており、直近の今年2月は1999年のマカオ返還後最大の下落幅となる48.6%減を記録した。

マカオのカジノ(資料)—本紙撮影

マカオのカジノ(資料)—本紙撮影

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