マカオのカジノ売上4割縮小見込むも黒字確保に自信=カジノ運営大手SJMのソーCEO

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年5月まで12ヶ月連続で前年割れとなり、低迷長期化の様相を呈している。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が6月19日付電子版で報じた内容によると、マカオのカジノ運営6社の一角、SJMホールディングスのアンブロース・ソーCEOは18日に香港で取材に応じた際、前年割れが続いてきたマカオのカジノ売上について、ここ2〜3ヶ月のうちにも平準化するとの見通しを語ったという。

なお、通年のカジノ売上規模については、前年から4割程度縮小する可能性もあるとしたが、自社の業績については、それでも赤字に陥ることはないと自信を示したとのこと。

SJMホールディングスはグランドリスボア、ホテルリスボアの両旗艦カジノ施設のほか、中小規模のホテル内にフランチャイズ形式の衛星カジノを複数展開する。

マカオ半島の中心部に位置するSJMホールディングスの旗艦施設「グランドリスボア」(資料)—本紙撮影

マカオ半島の中心部に位置するSJMホールディングスの旗艦施設「グランドリスボア」(資料)—本紙撮影

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