マカオのカジノ従業員のギャンブル依存症発生率、一般市民の2倍=業界互助組織

マカオのゲーミング(カジノ)業従業員から成る幸運博彩業職工總會傘下の互助組織「ゲーミング業従事者の家(博彩業職工之家)」の梁孫旭会長によると、カジノ従業員のギャンブル依存症発生率は一般市民の2倍に上るという。

マカオの政府系放送局TDMが6月24日夕方のラジオニュースで報じた。同氏は、マカオ政府が検討を進めるゲーミング業中期計画において、カジノ従業員のカジノ入場制限を設けるなどの保護策を盛り込むべきとの考えを示した。

「ゲーミング業従事者の家」の白建邦主任は、カジノディーラーの中には、ゲームのルールを熟知しているため、勝ちやすいと誤認しているケースも見受けられるとし、会員に対して模擬カジノや賭博心理学などの講座開催を通じ、賭博に対する正しい認識を伝え、依存症減少につなげたいと語ったという。

現状、マカオのカジノ従業員は自身が勤務するカジノ運営企業のカジノ施設でプレイすることはできないが、別の企業が運営する施設では可能となっている。

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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