米カジノ大手ウィン、マカオ事業の純利7割減=15年7-9月期、VIPルームとスロットマシン不振

米ラスベガスに本拠地を置くカジノ大手ウィンリゾーツは現地時間10月15日、今年(2015年)第3四半期(7〜9月期)業績を発表。マカオ事業の不振が響き、売上、調整後EBITDA、利益の主要3指標がいずれもマイナスとなる厳しい結果となった。

ウィンリゾーツのマカオ事業の今年第3四半期の売上は38%減の5.85億米ドル(日本円換算:約696億円)、EBITDAは50%減の1.628億米ドル(約194億円)、純利益は72%減の0.621億米ドル(約74億円)。

マカオ事業のカジノ部門では、VIPルームローリングチップ売上が51%減の122億米ドル(約1兆4518億円)、マスゲーミング(平場)テーブルのベット額が13.7%減、スロットマシンのベット額が42%減。また、VIP部門における第3四半期の平均ゲーミングテーブル数が1割減の228台となっている。

ウィンリゾーツ全体の今年第3四半期の売上は前年同期比27%減の9.963億米ドル(約1185億円)、調整後EBITDAは39%減の2.799億米ドル(約333億円)、利益は61%減の0.738億米ドル(約88億円)。

ウィンマカオ(資料)=マカオ・新口岸—本紙撮影

ウィンマカオ(資料)=マカオ・新口岸—本紙撮影

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