マカオ消防局、世界初の「8の字」観覧車で救出訓練=新IRスタジオ・シティの目玉施設
- 2015/10/20 20:41
- 社会・政治
マカオ・コタイ地区に今月(10月)27日、大型IR(統合型リゾート)スタジオ・シティが開幕予定だ。これまでマカオになかったタイプのアトラクションが多数導入されるというが、中でも建物中央に設置される世界初の「8の字」型の観覧車「ゴールデン・リール」が注目を集めている。
「ゴールデン・リール」はリゾートの両翼に広がる2つホテル棟をつなぐ中央部の地上高130メートルの位置あり、17台のゴンドラ(1台あたりの最大定員は10人)が8の字を描くかたちでそれぞれ15分かけて一周するというもの。設計及びエンジニアリングは欧州リヒテンシュタイン公国に本拠地を置く遊戯機械及びモノレールの世界的なメーカー、インタミン・アミューズメント・ライド・インターナショナル社(Intamin Amusement Rides Int. Corp.)が担当しているとのこと。
マカオ消防局は10月20日、オープンを間近に控え、「ゴールデン・リール」で緊急時を想定した救出訓練を実施。消防局員とスタジオ・シティのスタッフ合計40人が参加した。訓練の内容はゴンドラが突然停止したの想定で、高空にあるゴンドラ内部から体調不良を訴える乗客を救助し、救急車に搬送するというもので、およそ1時間で無事終了したという。
スタジオ・シティはハリウッド映画をテーマとした大型IR施設で、カジノ、ホテル、ショッピングモール、多目的アリーナのほか、上述の「ゴールデン・リール」、バットマンをテーマにしたアトラクション「バットマン・ダーク・フライト」、世界的イリュージョニストとして知られるフランツ・ハラレー氏プロデュースの常設型マジックアトラクション「ザ・ハウス・オブ・マジック」など、ファミリー向けレジャー・エンターテイメント要素を多数盛り込んでいるのが特徴的。