マカオ国際マラソン、内外から8000人が参加=ウクライナ勢がアベック優勝

今年(2015年)で34回目を迎えた「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2015」が12月6日午前に開催され、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの各部門に、世界50カ国・地域からおよそ8000人のランナーが参加した。

フルマラソン部門の優勝者は男女ともウクライナ勢で、優勝タイムは男子がヴィタリー・シャファル(Vitaliy Shafar)選手の2時間14分44秒、女子がオレア・シュルクノ(Olena Shurkhno)選手の2時間33分24秒。それぞれ賞金2万5000米ドル(日本円換算:約309万円)を獲得した。

マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。スタート・ゴール地点は近年グルメタウンとして注目を集めるタイパヴィレッジに近いタイパ島のオリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、大型IR(統合型リゾート)集積エリアにあたるコタイ地区、タイパ島とマカオ半島と結ぶ西灣大橋を渡ってマカオ半島に至るコース設定。今年はマカオ歴史市街地区のユネスコ世界遺産登録10周年を記念し、コースに世界遺産・媽閣廟(アーマーテンプル)が追加された。フルマラソンのほか、ハーフマラソンや気軽に参加できるミニマラソンもある。

1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗って参加者数が増加傾向にある。海外からの参加者では日本人が多く、公式ウェブサイトに日本語版を用意して対応している。

なお、2016年のマカオ国際マラソンの開催概要は現時点で発表されていないが、例年12月第1日曜日の開催で、9月初旬から参加申し込みの受付がスタートする。

タイトルスポンサーを11年連続で務めたギャラクシーエンターテイメントは、マカオのカジノライセンスを保有する6陣営の一角。同社は長年にわたりマカオで開催される女子バレーボールのFIVBワールドグランプリ、マカオ国際ドラゴンボートレースなどの国際大会のタイトルスポンサーも継続しており、スポーツ振興に力を注いでいる。

第34回「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2015」に8000人のランナーが参加=12月6日、マカオ・タイパ島(写真:MSDB)

第34回「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2015」に8000人のランナーが参加=12月6日、マカオ・タイパ島(写真:MSDB)


世界遺産アーマーテンプル前を駆けるランナーたち=12月6日、マカオ・タイパ島(写真:MSDB)

世界遺産アーマーテンプル前を駆けるランナーたち=12月6日、マカオ・タイパ島(写真:MSDB)


マカオマラソンは日本人参加者が多いことでも知られる=12月6日、マカオ・タイパ島(写真:MSDB)

マカオマラソンは日本人参加者が多いことでも知られる=12月6日、マカオ・タイパ島(写真:MSDB)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は7月8日、館内…
  2.  マカオ治安警察局は7月8日、同日午前11時にマカオの(2025年)年初来累計の入境インバウンド旅…
  3.  マカオ政観(マカオ政府旅遊局/MGTO)は7月8日、同月11日から20日まで、マカオ半島東側のエ…
  4.  マカオ治安警察局は7月7日、マカオ半島北区に所在するビルの一室について、違法宿泊提供の疑いで摘発…
  5.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのパールロビーで7月4日、マカオ…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun