マカオ、違法喫煙取り締まり3万人突破=新法施行後3年11ヶ月で

マカオ政府衛生局は12月7日、屋内パブリックスペースの大半を禁煙ゾーンとする新禁煙法が施行された2012年1月1日から今年(2015年)11月末日までの3年11ヶ月間の取り締まり状況を発表。これまでの累計(のべ、以下同)で、禁煙Gメンによる巡回スポットは95万2605ヵ所(1日平均666ヵ所)、過料処分人数はのべ3万619人に上った。

禁煙ゾーンは2014年10月6日からカジノのマスゲーミングフロア(平場)、2015年1月1日からバー、ナイトクラブ、サウナ、マッサージ店にも順次拡大され、カジノのマスゲーミングフロアや空港に設置された所定の喫煙ルームを除く屋内パブリックスペースが全面禁煙となっている。

新禁煙法の対象となる禁煙ゾーンについては、マカオ政府衛生局の禁煙Gメンが頻繁にパトロールを行っており、違反行為が発見された場合、いわゆる「違反切符」が切られる。過料は場所により異なり、400パタカ(日本円換算:約6170円)または600パタカ(約9250円)となっている。

なお、カジノ内の過料処分人数の3割超、その他のおよそ8割が訪マカオ旅客で、過料の納付率は全体のおよそ8割とのこと。旅客が違法喫煙で違反切符を切られ、罰金を納付しないままマカオを離れた場合、次回再入境時に影響が及ぶことから、当局では必ず期日前に納付手続きを完了するようを呼びかけている。

ちなみに、東京都千代田区の路上喫煙過料処分件数は適用がスタートした2002年11月から2014年3月末までの11年4ヶ月間で8万8202件。

公園内をパトロールする禁煙Gメン(写真:マカオ政府衛生局)

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