香港天文台、今年の台風襲来数を4〜7個と予測

香港天文台の岑智明(シュン・チーミン)台長は3月15日、今年(2016年)香港に襲来する台風の数を4〜7個、年間降雨量を平年並みまたはやや多いおよそ2500ミリ以上とする予測を明らかにした。

岑台長によれば、(昨年香港に様々な異常気象をもたらす要因の一つとなった)エルニーニョ現象は今後数ヶ月のうちに収束する見通しが、下半期以降にラニーニャが出現する可能性があるとのこと。台風シーズンのスタート時期は6月以降で、香港から半径500キロ圏内に侵入すると予想される台風の数は正常値に近いとした。

なお、昨年香港天文台が警報を発令するに至った台風の数は3個で、長期年平均の6個と比較して少なかった。

今年香港に襲来すると予想される台風の数について語る香港天文台の岑智明台長(左から3人目)=3月15日(写真:香港天文台)

今年香港に襲来すると予想される台風の数について語る香港天文台の岑智明台長(左から3人目)=3月15日(写真:香港天文台)

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