香港ディズニーランドが100人超のリストラ…4年ぶりの赤字転落影響か=香港紙報道

中国初のディズニーランドとして2005年にオープンした香港ディズニーランド。開業10周年にあたる昨年(2015年)、入場者数の減少を受けて4年ぶりの赤字に転落するなど、苦戦が伝えられている。

香港の日刊紙アップルデイリーが4月15日午後の電子版で速報した内容によると、香港ディズニーランド運営会社は同日、100人を超える従業員を解雇したという。今回のリストラ対象は現場レベルから管理職にまで及び、特にマーケティング・プロモーション及び営業部門に集中、救護室の看護師とスタッフについては全員だったとのこと。

香港ディズニーランド運営会社の最新公表資料を参照すると、昨年の赤字幅は1.48億香港ドル(日本円換算:約21億円)、入場者数は前年から9%減の680万人だった。なお、地元香港旅客は14%増だったが、大きなシェアを占める中国本土客が23%減と大幅なマイナスとなったことが響いた。

今年6月16日には上海ディズニーランドが開園予定であることから、香港ディズニーランドへの影響の有無にも注目が集まっている。

香港ディズニーランド・リゾートへ向かう鉄道の案内板(イメージ)=香港・MTR欣澳駅

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