マカオ国際空港、上半期の旅客数16%増の325万人に=過去最多の前年上回るペース持続

マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは7月6日、今年(2016年)6月及び上半期の運営実績を公表。同社のプレスリリースによれば、6月単月の旅客数は前年同月比19%増の延べ(以下同)54万人、航空機発着回数は5%増の4600回を記録した。

旅客の出身地別では台湾が26%、東南アジアが30%のそれぞれ増加だったが、中国本土路線は0.5%の下落だった。

今年上半期の累計では旅客数が前年同期から16%増の325万人、航空機発着回数は6%増の2万8000回だった。旅客の内訳では、三大市場となる中国本土、台湾、東南アジア市場がそれぞれ3%、25%、22%の増。現在、マカオ国際空港からの出入境者数は1日平均1万8000人に上るという。

その他のトピックとして、今年10月30日から復興航空(台湾)、8月30日からタイスマイル航空がマカオ発着便の運休を予定しているが、今年上半期に4社の新規就航があり、今年5月にモスクワとの間に週2往復のプログラムチャーター便を就航したロシアの航空会社、ロイヤルフライトが7月中旬から週3往復体制に増便、7月4日にはインドネシアのライオンエアがマナドとの間を結ぶ2週間に3往復のプログラムチャーター便を就航したとのこと。

マカオ国際空港では、開港20周年にあたる昨年(2015年)に旅客数が前年比6.4%増の580万人となり、過去最高を更新。今年に入って以降も上昇トレンドを維持しており、昨年を上回るペースで推移している。

マカオ国際空港と日本を結ぶ路線については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週4往復就航している。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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