マカオ 20代の男がドラッグ使用後に運転、幹線道路を逆走=麻薬関連犯罪で執行猶予期間中

マカオでもドライブレコーダーの普及が進んでいる。8月14日午前4時前、マカオ半島とタイパ島を結ぶ幹線道路にあたる友誼大橋を走行中のドライバーが対向車線を蛇行しながら逆走する車を発見。ドライブレコーダーで撮影した動画をSNSにアップしたところ、大きな反響を呼んだ。

その後、市民からの通報を受けたマカオ治安警察局が車両を特定し、間もなく車両及びドライバー(20代のマカオ籍の男)の身柄の確保に成功。警察署で事情を聞いたところ、「アイス」と呼ばれる違法薬物を使用した直後にタイパ島からマカオ半島方面に向かって車を運転していたが、ふとタイパ島の友人に会いたくなり逆走したなどと供述したという。

警察によれば、逆走時間は2分22秒に及び、薬物検査で陽性反応も確認されたとのこと。警察は男を「道路運輸安全妨害」、「不法麻薬・向精神薬吸引」、「飲酒運転または麻薬・向精神薬影響下運転」など罪で逮捕、送検。このほか、Uターン、逆走の反則切符も交付した。

なお、被疑者は少量麻薬販売及び吸引の罪で2年間の執行猶予期間中だったとのこと。このほか、8月12日に2件の交通事故(別の自家用車及び路線バスとの衝突)を起こした後、現場から姿を消していた疑いもあるという。

友誼大橋は片側2車線の自動車専用道路で、制限最高時速は80キロ。今回、逆走があった時間帯が比較的交通量の少ない深夜だったことが幸いし、他の車両が事故に巻き込まれるなどの影響はなかった。

マカオの幹線道路、友誼大橋を逆走する車両を捉えた監視カメラ映像(写真:マカオ治安警察局)

マカオの幹線道路、友誼大橋を逆走する車両を捉えた監視カメラ映像(写真:マカオ治安警察局)

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