マカオ 9月の外貨準備高1550億パタカ(約2.02兆円)=前月から0.5%下落

マカオは面積30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口65万人という小さな地域だが、外貨準備高は旧宗主国のポルトガルにも匹敵する規模に達している。

マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間3000万人以上の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ政府金融管理局は10月20日、今年(2016年)9月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が1550億パタカ(194.0億米ドル、日本円換算:約2兆204億円)だったと発表した。

訂正後の今年8月の数値1558億パタカ(195.0億米ドル、約2兆308億円)から0.5%の下落となった。

9月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約12倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の100.8%だった。

また、9月のマカオパタカの貿易加重指数は105.76で、前月から0.21ポイント上昇、前年同月から0.03ポイントの下落。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ高、前年同月比でマカオパタカ安の状況にあることを示している。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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