第63回マカオグランプリ、いよいよ開幕…日本人選手も6人参戦=11月17〜20日

マカオに年に一度のグランプリシーズン到来。今年(2016年)の第63回サンシティグループマカオグランプリのレース開催日程は11月17日から20日の4日間となる。

会場は公道を転用したギア・サーキット(全長6.2km)となるが、すでに路面の補修、ガードレールやスタンドの設置といった準備もほぼ完了しており、本番を待つばかりだ。

11月12日午後、マカオ旧市街地の塔石広場で第63回サンシティグループマカオグランプリの開幕式が行われた。今回は、今回から国際自動車連盟(FIA)主導のワールドカップへ格上げとなったのF3マカオグランプリ、50回目の節目を迎えるマカオモーターサイクルグランプリ、GTワールドカップなど7つのレースの開催が予定されており、日本を含む世界各地からおよそ200人の選手がエントリーしている。

第63回サンシティグループマカオグランプリ開幕式典=11月12日、マカオ・塔石広場(写真:Macau Grand Prix Organizing Committee)

第63回サンシティグループマカオグランプリ開幕式典=11月12日、マカオ・塔石広場(写真:Macau Grand Prix Organizing Committee)

F3マカオグランプリは若手ドライバーのF1への登竜門として知られる存在。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハといったF1優勝経験者も複数輩出している。2001年に日本人初優勝を飾った佐藤琢磨も翌年からF1に参戦した。

10月31日付の資料によれば、今年のF3マカオグランプリには前々回、前回と2大会連続優勝し、前人未到の3連覇に挑むスウェーデンのフェリックス・ロゼンクビスト(所属チーム:SJM Theodore Racing by Prema)をはじめ、日本の山下健太(ThreeBond with T-Sport)、坪井翔(Team TOM’S)、牧野任祐(Toda Racing)、佐々木大樹(B-Max Racing Team)を含む33選手がエントリーしている。

このほか、日本からは「GTワールドカップ」に吉本大樹(HubAuto Racing)、「マカオロードスポーツチャレンジ」に木下みつひろ(GTO Racing Team)のエントリーが確認できた。

目下、マカオ市街はグランプリムード一色となっている。公式イベントとしては、本番直前の週末にあたる11月12〜13日の2日間、市街地中心部に位置する塔石広場でおよそ100台のレーシングカーとレーシングバイクの展示イベントを実施。午前10時から午後5時までで、見学無料となっている。レース開催期間中、市内の広場や公園などにグランプリの生中継映像を放映するパブリックビューイング用の大型モニタも設置される予定。

マカオ・塔石広場で開催されているレーシングカー、レーシングバイクの展示イベント=11月12日(GCS)

マカオ・塔石広場で開催されているレーシングカー、レーシングバイクの展示イベント=11月12日(GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun