マカオ、違法喫煙の年間過料処分6770件=2016年

マカオでは、2012年1月に新禁煙法が施行され、屋内パブリックスペースの大半が禁煙ゾーンとなった。

禁煙ゾーンについては、マカオ政府衛生局(SSM)の禁煙Gメンが頻繁にパトロールを行っており、違反行為が発見された場合、いわゆる「違反切符」が切られる。過料は場所により異なり、400パタカ(日本円換算:約5820円)または600パタカ(約8730円)となっている。

SSMは1月11日、昨年(2016年)の新禁煙法違反の取り締まり状況を発表。禁煙Gメンによる巡回スポット数は累計で31万5014ヶ所(1日平均861ヵ所)、過料処分の対象となった禁煙ゾーンにおける違法喫煙が6770件、製品パッケージの表示義務違反が6件あった。

違法喫煙事案のうち、マカオ市民が占める割合が61%、海外(中国本土、香港、台湾を含む)からの旅客は35%だった。また、取り締まり過程において警察の協力が必要となったケースが236件あった。

カジノフロア内の過料処分の対象となった違法喫煙は648件あり、海外からの旅客によるものが8割を占めた。

なお、新禁煙法が施行された2012年1月1日から昨年12月31日までの累計では、禁煙Gメンによる巡回スポット数が129万0538ヶ所(1日平均706ヵ所)、禁煙ゾーンにおける違法喫煙が3万7921件に上っており、衛生局では愛煙家に対して法令遵守を呼びかけている。

市内をパトロールするマカオ政府衛生局の禁煙Gメン(写真:SSM)

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