マカオ、クレカ発行枚数増加持続…マルチカレンシーカードが牽引=16年第4四半期

マカオ政府金融管理局は2月7日、昨年第4四半期(2016年10-12月期)のクレジットカード統計を発表。マカオにおけるクレジットカード発行枚数は増加を維持し、決済総額及び返済総額についても同年第3四半期から上昇した。

昨年12月末時点におけるマカオの認可機構が直接または間接的に発行した個人向けクレジットカードの総数は105万9382枚となり、同年9月末から2.7%の増となった。決済通貨別ではマカオパタカカードが2.3%増の74万7153枚、香港ドルカードが4.5%増の9万1571枚、人民元カードが3.4%増22万0658枚。マルチカレンシーカードの増が続いたことを受け、前年同期比ではマカオパタカカードが12.2%、香港ドルカードが13.0%、人民元カードが23.2%のぞれぞれ増だった。

昨年12月末時点でのマカオの認可機構が発行するクレジットカードの与信総額は同年9月末から5.4%増の253億パタカ(日本円換算:約3539億円)に達した。カード債券総額は25億パタカ(約350億円)あり、このうち支払い先送り分が未収債券の29.7%にあたる7.4億パタカ(約104億円)。支払い予定日から3ヶ月以上の未収金比率は同年9月末から0.30ポイント下落の1.21%。

昨年第4四半期のマカオ発行クレジットカードの決済総額は同年第3四半期から7.2%上昇の50億パタカ(約700億円)。このうち、キャッシングが2.2億パタカ(約31億円)で、決済総額の4.3%を占めた。このほか、利息及び手数料を含む返済総額は1.6%上昇の49億パタカ(約686億円)だった。

ちなみに、マカオの人口はおよそ65万人。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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