マカオカジノ大手MCE、16年通期増収増益=マカオとフィリピンの新IRが寄与

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、メルコ・クラウン・エンターテインメント(以下、MCE)は2月14日、昨年通期(2016年1〜12月)の決算短信を発表。

純売上高は前年同期比13.7%増の45億1939.6万米ドル(約5123億円)、調整後EBITDAは16.7%増の10億8751.7万米ドル(約1233億円)、純利益は66.3%増の1億7590.6万米ドル(約199億円)で、主要3指標がいずれも前年を上回る結果となった。

MCEはマカオで「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」、「アルティラ マカオ」、「スタジオ・シティ マカオ」の3つの大型IR(統合型リゾート)及びスロットマシン専門カジノチェーン「モカ・クラブ」、フィリピン・マニラで大型IR「シティ・オブ・ドリームズ マニラ」などを運営する。

同社では、昨年通期の増収要因として2015年第4四半期にオープンした「スタジオ・シティ マカオ」の存在と「シティ・オブ・ドリームズ マニラ」のカジノ売上増を挙げ、これらで「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」及び「アルティラ マカオ」におけるカジノ売上のマイナス分を相殺したとした。

スタジオ・シティ(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

スタジオ・シティ(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun