2016年マカオの人口64万4900人=2009年以来初めての減少

マカオ政府統計調査局は3月6日、昨年(2016年)末時点のマカオの人口が前年の同じ時期から1900人減となる64万4900人だったと発表。2009年以来初めての減少となった。

人口減の主要因として海外(中国本土、香港、台湾含む)労働者の減少が挙げられる。昨年末時点の海外労働者数は17万7638人で、前年から4008人減。中でも、大型IR(統合型リゾート)の落成が相次いだことを受け、建設業に従事する海外労働者数はおよそ2割に相当する8868人の減少だった。

昨年のマカオの総人口に占める女性の割合は52.6%、65歳以上の老年の割合は前年から0.8ポイント上昇の9.8%、15〜64歳の青年人口の割合は1.4ポイント下落の77.7%。老化指数は3.3%上昇の78.9%で、20年連続の上昇となった。

昨年末時点の世帯数は3500戸減少の18万9200戸。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

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