マカオの建設コストの高さは世界5位、アジア2位=アジアトップは香港

オランダの建設コンサルタント会社、アルカディスが3月6日付で発表した世界44都市を対象とした建設コストの調査レポート「インターナショナル・コンストラクション・コスト2017」によれば、マカオが前年に続き世界5位、アジア2位の高コスト都市となった。

世界ランク1位は前年に続きニューヨーク、2位は前年から1ランク上昇の香港で、基準となる英国の平均コストと比較して香港がおよそ6〜8割高、マカオが3〜5割程度高いとされた。

なお、世界ランクでトップ10に入ったのは香港とマカオのみ。香港、マカオに続くアジア主要都市については、ドーハが11位(1ランク上昇)、シンガポールが15位(5ランク下落)、東京が17位(2ランク上昇)、ドバイが19位(1ランク下落)、ソウルが21位(1ランク下落)の順だった。

面積(約30平方キロ)、人口(約65万人)ともに他の都市と比較して小さいマカオだが、近年、大規模インフラ整備プロジェクトと大型カジノIR(統合型リゾート)開発が同時並行で進められている。

MGMチャイナが開発を進める新IR施設(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

MGMチャイナが開発を進める新IR施設(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

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