マカオ・コタイ地区の大型IR建設現場で火災…500人以上避難

3月17日午後7時頃、マカオ・コタイ地区で建設中の大型IR(統合型リゾート)グランドリスボアパレスで火災が発生。作業員ら500人以上が避難し、負傷者はいなかった。

警察および消防発表の情報を総合すると、火元は14階の塗料や建築資材を保管する倉庫で、消防がはしご車など17台の緊急車両及び52人の隊員を出して消火にあたり、およそ2時間で鎮火。およそ300平米が焼けたという。なお、現場は照明が少なく、複雑に入り組んだ構造となるなど安全上の問題があったため、救援作業の難易度が高かったとのこと。

マカオ司法警察局では、消防から出火原因に疑わしい点があるとの報告を受け、捜査を進めているとしている。

グランドリスボアパレスはマカオのカジノ運営ライセンスを保有する6社の一角、SJMホールディングスが2018年オープンを目指して開発を進めている大型IR施設で、パラッツォ・ヴェルサーチホテル、カール・ラガーフェルドホテルなど3つのホテル、カジノ、料飲施設などで構成されるという。

マカオ・コタイ地区で建設中の大型カジノIR「グランドリスボアパレス」(資料)=2017年2月-本紙撮影

マカオ・コタイ地区で建設中の大型カジノIR「グランドリスボアパレス」(資料)=2017年2月-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ特別行政区の今年度(2025年1〜12月)補正予算案が7月9日午後、戴建業経済財政長官列席…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は7月10日夜、前日(9日)マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例…
  3.  マカオ治安警察局は7月8日、未成年女児に対する非礼行為によりマカオで就労する中国人(中国本土居民…
  4.  マカオ治安警察局は7月8日、マカオ社会の治安環境浄化を目的とした違法売春に対する取り締まりの実施…
  5.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は7月8日、館内…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun