マカオ、昏睡強盗被害を自作自演の中国人逮捕…知人からの預かり金を友人にカジノで使い果たされ

マカオ司法警察局は6月12日、架空の昏睡強盗事件をでっち上げ、自らを被害者に仕立て上げた虚構犯罪(狂言)の疑いで中国人の無職の男(48)を逮捕、送検したことを明らかにした。

司法警察局の発表によると、男は同月11日午後、マカオ・タイパ島のカジノ施設内で53万香港ドルを人民元に両替するため2人の男と会っていたところ、男らから手渡されたたばこのようなものを吸って昏睡状態となり、その隙に金を持ち逃げされたと警察に通報していた。その後の警察の調べで男の証言に不審な点があり、現場の環境や証拠を含めて総合分析した結果、狂言である疑いが強まったという。

男は最終的に犯行を認め、知人から預かった金を中国から一緒に渡航した友人に貸したところ、カジノで負けて使い果たしてしまったため返済不能に陥り、事実を隠蔽する目的で被害をでっちあげたなどと供述したとのこと。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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