マカオでインフルエンザ流行ピークに…重症化や死亡例も

マカオ政府衛生局(SSM)は7月18日、近日のマカオにおけるインフルエンザが流行ピーク期に入り、重症化や死亡例も確認されたことなどを受け、対策会議を開催した。

同局が同日夜に公表したプレスリリースの内容によれば、直近の1週間(第28週)におけるインフルエンザ患者数は以前と比較して増加しており、成人では救急外来受診者1000人のうち117人と通常時の約4倍、小児では同214人で約2倍に達しているとのこと。

また、今年に入って以降、肺炎を併発したインフルエンザ患者が32人確認されており、このうち1人が死亡したという。

同局が2016〜2017年シーズンに準備したワクチンは12万本で、今年7月17日までに予防接種を受けた人の数は前年より約5000人多い9万9397人に上る。

マカオは面積約30平方キロ、人口約65万人の小さな都市で、訪マカオ外客数は年間3000万人超に達しており、人口密度が極めて高く、人の出入りも多い。

SSMが開催したインフルエンザ対策会議の様子=2017年7月18日(写真:SSM)

SSMが開催したインフルエンザ対策会議の様子=2017年7月18日(写真:SSM)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月25日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染…
  2.  シュンタック・チャイナトラベル・シップマネジメント社は11月25日、同社が「ターボジェット(Tu…
  3.  マカオでは、2023年1月1日に施行された改正娯楽場幸運博彩経営法律制度(通称「新カジノ法」)の…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月24日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認し…
  5.  マカオでは、ひと頃に比べて状況は落ち着いたものの、依然として悪質タクシーが暗躍しており、市民や観…

ピックアップ記事

  1.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年12月号
(vol.150)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun