マカオのカジノで拾ったチップを換金…香港人の女を逮捕

マカオ司法警察局は7月31日、マカオ・コタイ地区のカジノ施設でゲーミング(カジノ)チップを拾い、換金したとして香港人の女(69)を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。

同局によれば、同月28日、カジノ施設の警備担当から中国人女性ギャンブラーが額面1万香港ドル(日本円換算:約14万円)のチップ3枚を不注意で落とし、誰かに拾われたようだと話していると通報があったという。その後の警察の捜査で、チップを拾った人物を特定。まもなく、カジノ施設内で身柄の拘束に成功した。

被疑者は警察の調べに対し、拾ったカジノを換金していたことも認めたとのこと。警察は被疑者を加重窃盗罪で女を送検する方針。

マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくゲーミングチップを使用する。ゲーミングチップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約141万円)といった高額チップも存在する。

ゲーミングチップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばゲーミングチップを狙った犯罪が発生している。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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