マカオ、域内デング熱感染急拡大の可能性…同一ビル内で連続3人の患者確認

マカオ政府衛生局(SSM)と民政総署(IACM)を中心としたデング熱予防作業チームは8月3日、マカオ半島下環地区にある同一のビル内で3人の域内デング熱感染者が相次ぎ見つかったことを受けて記者会見を開催した。

SSMによれば、デング熱の潜伏期間及び高温多湿の状態が続く中、これから数週間のうちに域内デング熱感染者が数十人にまで拡大する可能性があるとの見通しを示した。SSMとIACMでは患者が発生したビルを中心とした半径50メートルのエリアについて、隔日で蚊の駆除作業を実施するという。

両局は、市民に対して水たまりの除去など、蚊の発生の予防に協力するよう呼びかけている。

マカオは面積約30平方キロ、人口約65万人の小さな都市で、訪マカオ外客数は年間3000万人超に達しており、人口密度が極めて高く、人の出入りも多い。

マカオ政府デング熱予防作業チームによる記者会見の様子=8月3日、民政総署ビル(写真:GCS)

マカオ政府デング熱予防作業チームによる記者会見の様子=8月3日、民政総署ビル(写真:GCS)

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