第29回マカオ国際花火コンテスト開催中止に…台風13号による甚大な被害、復旧作業優先

マカオ政府は8月26日午後、同月23日にマカオを襲った台風13号による甚大な被害を受けたことから、復旧作業を優先するため、近日開催を予定しているパブリックイベントの一部を中止すると発表した。

中止リストの中には、毎年秋の恒例イベントで、今年で29回目となるマカオ国際花火コンテストも含まれている。当初の開催スケジュールは9月2、9、16、23日及び10月1日だったが、全日程で中止となる。日本チームも出場を予定していた。

マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴。日本チームはこれまで優勝8回、2位5回、3位2回を誇る。今大会にも前回大会で優勝した東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店が出場予定だった。

なお、マカオでは今年(2017年)のニューイヤー花火大会も資材の未着を理由に直前になって開催中止となった。

マカオ国際花火コンテストのイメージ(写真:MGTO)

マカオ国際花火コンテストのイメージ(写真:MGTO)

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