香港とマカオ結ぶ高速船ターボジェットとマカオ旅遊局が共同で香港からのインバウンド誘致キャンペーン実施
- 2017/10/13 10:44
- 香港・大湾区
香港とマカオを結ぶ高速船を運航するターボジェットが主催する香港発の大型インバウンド誘致キャンペーン「MACAU PORTPOURRI(去澳門・葡一葡)」第3シーズンの発表記者会見が10月12日に香港のウィッティ・ストリートにあるトラム(路面電車)車庫で開催された。
同キャンペーンは2015年にスタートして以降、毎年キャッチフレーズを変えて継続実施されている。マカオ政府旅遊局が共催するほか、マカオの大型IR(統合型リゾート)、ホテル、通信会社、旅行代理店など29社がパートナーとして参加。今回は「WHERE EAST MEETS WEST(葡東葡西)」をキャッチフレーズに掲げ、東西文化の交差点とも形容されるマカオ独特の観光、ショッピング、グルメ、レジャー要素といった多元的な魅力をアピールし、集客につなげたい意向だ。
キャンペーンでは、香港からマカオの往復フェリーチケットにホテル宿泊を組み合わせた手頃な価格の旅行パッケージを提供するほか、香港の交通系ICカード「オクトパスカード」とターボジェットのスマートフォンアプリを使ったフェリーチケットの購入でのキャッシュバック、電子乗船券利用で次回利用可能な座席アップグレード券の配布など、パートナー企業による各種プロモーションが展開される。
キャンペーンの告知のため、マカオグランプリなど秋に開催されるマカオのイベントなどが描かれたラッピングトラムが香港の街を走る。10月14日にはトラム初となるギフトトレインを運行予定となっており、車内でマカオの5つ星ホテルの宿泊券、スパ利用券、昼食券などが当たる抽選を実施するとのこと。乗車にあたっては事前登録が必要となる。
香港とマカオは24時間運行のターボジェットの高速船でおよそ1時間の距離にある。訪マカオ旅客のうち、中国本土に次いで数が多いのが香港だ。今年1〜8月の累計訪マカオ香港旅客数は前年の同じ時期から1.5%減の420万4683人となっている。