マカオ・石排灣郊野公園でゴールデンモンキーの一般公開まもなくスタート…孫悟空のモデルとして知られる希少動物

マカオ政府民政総署(IACM)は12月14日、中国・河北省の秦皇島野生動物保護センターから貸し出されたゴールデンモンキー(キンシコウ)のつがいについて、隔離検疫期間を終え、精神面及び体調面で良好な状態にあると判断し、12月16日からコロアン島の石排灣郊野公園の希少動物館で一般公開すると発表した。

つがいはいずれも4歳で、10月末にマカオへ到着。動きも活発で、すでにマカオの飼育環境に適応しているとのこと。

ゴールデンモンキーは霊長目オナガザル科シシバナザル属に分類される霊長類で、金色の体毛と淡い青色の顔面が特徴的。主食は樹木の葉や果物。中国では、西遊記に登場する孫悟空のモデルとして知られ、中国の国家第一級保護動物に指定されている。

IACMは秦皇島野生動物保護センターと野生動物保育協力計画を進めており、今回の貸し出しもその一環。

石排灣郊野公園には、ジャイアントパンダ、レッサーパンダといった希少動物をはじめ、他にも数多くの動物や鳥類が飼育・展示されている。

石排灣郊野公園の入園料は無料。園内では、マカオジャイアントパンダパビリオンのみ別途入館料=一般10パタカ(約140円)が必要となる。

2017年12月16日から一般公開されるゴールデンモンキーのつがい(左がオス、右がメス)=石排灣郊野公園希少動物館(写真:IACM)

2017年12月16日から一般公開されるゴールデンモンキーのつがい(左がオス、右がメス)=石排灣郊野公園希少動物館(写真:IACM)


石排灣郊野公園内にある希少動物館(写真:IACM)

石排灣郊野公園内にある希少動物館(写真:IACM)

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