マカオのカジノへ偽米ドル紙幣持ち込みギャンブラー相手に両替…台湾出身の女ら逮捕

マカオ司法警察局は1月3日、カジノ施設で偽造米ドル紙幣8枚が使用される事件が発生したと発表した。

同局の発表によれば、前月29日、マカオ・コタイ地区にあるカジノ施設のキャッシャー窓口から中国本土出身のギャンブラーの男2人が額面100米ドルの偽造紙幣8枚を使用し、カジノチップに両替しようとしたと通報があったという。スタッフが入手経路について尋ねたところ、男らは同施設内で見知らぬ女から優遇レートで両替すると話を持ちかけられ、手持ちの5000香港ドル(約7万円)を800米ドル(約9万円)に両替したと説明。カジノ警備員が両替のやりとり目撃していたため、まもなく台湾出身の女(26)を取り押さえたとのこと。

その後、現場に到着した警察官が事件に関わったとみられる3人の身柄を拘束して調査に着手。女は当該紙幣をシンガポールで入手したが、偽造紙幣であるとは知らなかったと供述したという。しかしながら、女がギャンブラーに持ちかけたレートが合理的な換算レートではなかったことから、偽造紙幣であることを知っていた疑いが強いとし、女をギャンブラーの男とともに偽造紙幣行使容疑で逮捕、同罪で送検した。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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