マカオ税関、コロアン島とタイパ島へ上陸した密航者を相次ぎ検挙

マカオ税関(澳門海關)は2月14日、旧正月(春節)を前に沿岸及び海上における巡回警備を強化する中、同月10日及び12日に2件の密航事件を摘発し、蛇頭1人、密航者3人の身柄の確保に成功したと発表した。

10日夜、税関の沿岸巡視員がコロアン島の九澳石油備蓄基地沖の海上で違法行為が疑われる船を発見し、巡視艇に通報。その後、石油備蓄基地近くの陸上で密航者の男1人の身柄を確保したほか、巡視艇が最初の発見現場の北に位置するマカオ国際空港の滑走路付近の海上で木製のモーターボート1隻を臨検、中には男が1人おり、調査したところ蛇頭である疑いが強いとして身柄を拘束したという。

12日未明、税関の沿岸巡視員がタイパ島北部の西灣大橋の橋脚付近の海岸で密航者の男2人の身柄を確保。巡視艇が周辺海域で捜索を行ったが船は発見されず、中国本土当局に情報提供したとのこと。

税関は、蛇頭1人を密航ほう助の罪で送検したほか、密航者3人については出入境事務を管轄する治安警察局に身柄を引き渡し済みとした。

マカオは1999年にポルトガルから中国に返還されたが、以降も独自の出入境管理を行っている。中国本土籍の旅客がマカオを訪れる際、香港マカオ往来通行証と呼ばれる渡航証とビザに相当する渡航許可を取得するのが一般的だが、およそ2〜3ヶ月に1回7日間といったかたちで一定期間内の入境回数や滞在日数などに制限が設けられていることなどから、違法な就労や賭博、観光などを目的とした密航やオーバーステイが後を絶たない。不法行為を手引きする蛇頭も暗躍し、超過滞在者の隠れ家となる違法宿泊施設の存在なども社会問題化している。

左:マカオ税関が押収した木製のモーターボート、右:税関が身柄を確保した密航者の男(写真:澳門海關)

左:マカオ税関が押収した木製のモーターボート、右:税関が身柄を確保した密航者の男(写真:澳門海關)

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