マカオジャイアントパンダパビリオン、メンテナンス工事のため一部クローズして営業

マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるジャイアントパンダの展示・飼育施設「マカオジャイアントパンダパビリオン(澳門大熊猫館)」の室内展示場で6月8日からメンテナンス工事が始まった。

今回のメンテナンス工事は同館の拡張計画に伴うもので、2つある室内展示場の配管工事及び監視カメラシステムの更新などを実施する。

工事期間は6月18日までを予定しており、期間中は室内展示場を1つずつクローズして交互に開放する。現在、同館には2015年にやってきた1組のつがいと、その子供にあたる2016年に同館で生まれた双子(いずれもオス)の計4頭がのジャイアントパンダがいるが、工事期間中は午前中にオスの”開開”、午後にメスの”心心”と双子(”健健”と”康康”)をそれぞれ展示するとのこと。なお、パンダの展示順については当日の状況により変更となる可能性もあるとしている。

マカオジャイアントパンダパビリオンは2009年のマカオ返還10周年を記念して中国中央政府から1組のつがいが贈られることが決まったことを受けて建設されたもので、2011年1月にオープンした。床面積は約3000平米で、このうちジャイアントパンダの活動及び展示に使われるのが約330平米の屋内活動エリア2つと約600平米の屋外活動エリアとなる。同館の入館料は10パタカ(約140円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。

マカオの双子の赤ちゃんパンダ、兄の健健(右)と弟の康康(左)=2017年2月-本紙撮影

マカオの双子の赤ちゃんパンダ、兄の健健(右)と弟の康康(左)=2017年2月-本紙撮影

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