マカオの住宅密集地の飲食店でガス爆発…死者1人、負傷者6人

7月3日午後10時頃、マカオ半島北部の黒沙環地区にあるマンションの1階にある飲食店の内部でガス爆発事故が発生。当局の発表によれば、1人が死亡、6人が負傷したという。

事故当時、飲食店は営業中だったとのこと。厨房で使用していたプロパンガス容器からガスが漏れ、なんらかの火気に触れたものとみられる。爆発の勢いで店舗とマンションの廊下を隔てる壁の一部が崩壊。負傷者の中にはマンションの廊下で瓦礫の下敷きになった人もいた模様。爆発の衝撃による影響で停電が発生したほか、割れたガラスや瓦礫が周辺道路に飛散し、停車中の自家用車やバイクにも被害が出た。

事故現場周辺は高層マンションが建ち並ぶマカオの住宅密集地エリアにあたる。

マカオでは都市ガス(ガス導管を通じた供給)の普及が進んでおらず、家庭や飲食店において液化ガスを充填したプロパンガス容器を使うことが一般的。ガス器具との接続不良や使用方法の誤りなどによる事故もしばしば報告されているが、今回のような多数の死傷者を出す大事故となるケースは稀。

7月3日夜に発生したガス爆発事故現場を視察するマカオ保安庁の黄少澤長官ら(写真:GCS)

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