マカオの世界遺産「聖オーガスチン教会」が約2年ぶりに一般公開を再開…天井の一部崩落受け実施の修復工事と検査完了で

ユネスコ世界文化遺産リストに登録されているマカオの歴史的建造物「聖オーガスチン教会」が今日(8月1日)、およそ2年ぶりに一般公開を再開した。

聖オーガスチン教会は2016年5月29日に天井の一部が崩落する事故が発生したため、一般公開を中止し、修復工事を行ってきた。このほど、工事及び検査が完了し、一般公開を再開する運びとなった。

マカオ政府文化局(ICM)のウェブサイトによれば、聖オーガスティン教会の建物は1874年に大規模改修を経て現在の姿となり、主体構造はレンガ造り、天井部分は木造という。天井崩落の原因については、事故直前の風雨の影響で屋根の木骨部が大量の水分を含んだ状態となり、瓦の重みに耐え切れなかったことが原因。今回、天井部分について全面的に修復が行われたといい、ICMでは今後定期的なチェックと検査を実施し、文化財保護に努めるとしている。

聖オーガスチン教会の一般公開時間は毎日午前10時から午後6時まで。

聖オーガスチン教会(写真:ICM)

聖オーガスチン教会(写真:ICM)

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