マカオ政府ツーリズムクライシスマネジメントオフィスは9月7日、マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空（NX）が日本に滞留するマカオ市民の帰国需要に対応するため、9月8日、9日にマカオ国際空港と福岡空港を結ぶ臨時便を1日1往復ずつ（2日間合計2往復）運航すると発表。

マカオ航空は、台風21号の接近に伴い9月4日、5日のマカオ〜大阪（関西）線を欠航。台風通過後も関西国際空港が大きな被害を受けて閉鎖となり、再開の見通しが立たない状況を受け、9月5日時点で9月12日までの欠航を発表済み。同社では、欠航の影響を受けた大阪線のチケットを持つ旅客に対し、コールセンターへ連絡の上、成田国際空港または福岡空港から出発する同社便への振り替え手続きを行った上で帰国するよう呼びかけている。

マカオ航空はマカオと日本（成田＝1日1往復、関西＝1日1往復、福岡＝週3往復）を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社としても知られる。

マカオ政府ツーリズムクライシスマネジメントオフィスによれば、7日午前10時30分（マカオ時間）までに同局に寄せれらた台風21号関連の問い合わせは79件あり、内容はマカオと日本の間の航空便の運航状況に関するものが主で、救援要請はゼロだったとのこと。

【資料】
マカオ航空（NX）マカオ（MFM）〜福岡（FUK）臨時便運航スケジュール（マカオ航空公式ホームページより）
・運航日：2018年9月8日・9日
・使用機材：A319
NX9806　MFM　08:15発　FUK　11:55着
NX9805　FUK　13:55発　MFM　16:55着
※運行スケジュールは関係当局の許可取得が条件
※発着時間はすべて現地時間
※運航スケジュール及び使用機材は予告なしに変更となる可能性有り

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機（資料）—本紙撮影