マカオ政府、エリア限定SMS送信による観光地周辺の混雑対策を初実施へ…国慶節連休中

近年、訪マカオ旅客数は右肩上がりに増加しており、昨年は過去最高となる約3250万人に達した。このうちおよそ7割を占めるのが中国本土からの旅客だ。

中国本土の連休には、観光やショッピングでマカオ半島旧市街地の世界遺産セナド広場に旅客が集中し、臨時の交通規制が敷かれることもあるなど、混雑対策が急務となっている。

まもなく、中国では国慶節の大型連休(10月1〜7日)がスタートする。マカオ政府旅遊局は9月26日、国慶節連休中のセナド広場周辺の混雑対策として、治安警察局と協力し、エリアを限定したSMS(ショートメールサービス)を初めて活用する発表した。

具体的には、治安警察局からセナド広場周辺の旅客の滞留状況の報告を受け、混雑が予想される場合、通信会社を通じて近隣一帯に滞在する旅客の携帯電話にピーク時間帯の混雑エリアへの訪問を見合わせることを促すメッセージを一斉送信するという。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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