マカオ、国慶節大型連休6日目までの中国本土からのインバウンド旅客数18.9%増の67万人超…単日では6日目に初めて前年割れ

中国の建国記念日にあたる国慶節の大型連休(10月1〜7日)を迎えている。訪マカオ旅客数に占める中国本土旅客の割合はおよそ7割となっており、連休中には特に多くの中国本土旅客の来訪が予想されている。

マカオ政府旅遊局が10月7日に公表した連休初日から6日目までの訪マカオ旅客数統計データによれば、6日間累計の総インバウンド旅客数は前年同時期から11.8%増の81万2452人で、中国本土旅客に限ると18.9%増となる67万7078人。全体に占める中国本土旅客の割合は83.3%に上った。

なお、単日でみると、5日目までは全体、中国本土旅客とも前年同日を上回ったが、6日目はいずれも前年割れとなった。

ここ数日のインバウンド旅客増大に伴い、マカオ半島旧市街地の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡周辺では、夕方の時間帯を中心に歩行者の導線を一方通行化するといった交通規制がしばしば実施されている。

近年、訪マカオ旅客数は右肩上がりに増加しており、昨年は過去最高となる約3250万人に達した。

【資料】2018年国慶節連休のインバウンド旅客数(カッコ内は前年比)
・10月1日:全体=13万1971人(18.4%増)
/うち中国本土旅客=11万1643人(35.5%増)
・10月2日:全体=14万4212人(10.8%増)
/うち中国本土旅客=12万4788人(20.5%増)
・10月3日:全体=14万7996人(13.3%増)
/うち中国本土旅客=12万7803人(18.8%増)
・10月4日:全体=13万8122人(51.8%増)
/うち中国本土旅客=11万6608人(70.3%増)
・10月5日:全体=13万5853人(1.6%増)
/うち中国本土旅客=11万1341人(3.5%増)
・10月6日:全体=11万4298人(12.1%減)
/うち中国本土旅客=8万4895人(15.2%減)
>10月1〜6日累計:全体=81万2452人(11.8%増)
/うち中国本土旅客=67万7078人(18.9%増)
※データ出典:マカオ政府旅遊局

国慶節大型連休を迎えたマカオ。聖ポール天主堂跡周辺における交通規制の様子=2018年10月6日(写真:マカオ治安警察局)

国慶節大型連休を迎えたマカオ。聖ポール天主堂跡周辺における交通規制の様子=2018年10月6日(写真:マカオ治安警察局)

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